この約1年間の出来事

2000/9/23-----------
それは、昨年9月(おさるのママが亡くなってから約1年)に行われたクラスの飲み会だった・・・。
飲み会で「sugiyamaさんこっちこっち」と担任のK先生(たしか50歳くらい)に呼ばれ隣に座らされる。そしてしばらくすると「ずっと1年経つの待ってたのよ。1年経ったしそろそろ・・・」と話が始まった。おさるのママが亡くなって1年が経ったのでそろそろ再婚を考えたらどうかというものだった。まだ左手の薬指には指輪がはまったままの私は「全然考えてないです」とあっけなく返事をしたのだが、「いい人いるのよ・・・」とさらに話が続いた。なんとK先生が言ういい人とは0、1、2、4歳児の時にクラス担任だったF先生だった。
F先生、歳は私より一つ下で今年園を異動したやさしい先生だ。お母さんが数年前から病気でずっとその介護をしていたので毎日保育園と家との往復で結婚しておらず。確かにやさしくて、0歳児からずっと担任だったこともあるがおさるのこともすごく良くしてくれるし、我が家のこともよくわかっている人。おさるも「一番はママ、二番はF先生、三番は○○ちゃん、四番はパパ」と言うぐらい好きな先生。でも、その時はまだ再婚を考えることはできなかったので「考えておきます」と答える。
おさるのママも私もF先生は大好き。「私が死んだらF先生と結婚してね」と冗談でおさるのママが言ったことがあった。好きというのは担任として人として好きと言うことでその時はもちろん恋愛感情などまったく抱いておらず。
おさるはお友達の家にお泊まりだったので、飲み会から一人帰ってきておさるのママの前で今日のお話をする。F先生を紹介された話を聞いてきっとおさるのママもびっくりして驚き、そして笑っていたことだろう・・・。

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保育園でK先生に会うたび「どう?考えた?一度会ってみなさいよ」と何度も言われる。
そのたびに「はぁ」と曖昧に返事をしていた。が、性格からか歳からかただ遊びとしてのおつきあいはもうできない。K先生から言われるたび、夜おさるを寝かしてからおさるのママにお話をしながら真剣に考え始めた・・・。
4歳でママを亡くしそれ以来ずっと二人だけの生活をしてきたおさる。以前は「ママが死んじゃって悲しい」と時々泣いていたおさるだったけど、最近はそういう泣き方をすることはなくなった。でも「二人だけじゃつまんない」と時々言う。母親がそばにいないというのはすごく寂しいことは確か。F先生のことをおさるは大好き。
おさるにはそばにいる母親は必要だけど、私自身がおさるのママとの思いを切り離すことができるのか。悩む・・・。

2000/11/ ----------
11月のある晩K先生から電話があった。「彼女に今電話したところなのよ。電話の前で待っていてもらっているから今すぐ電話しなさい」とF先生宅の電話番号を教えてくれる。F先生は家族と住んでいて携帯電話を持っていないのでお父さんが出る可能性もあるので、それでは電話しづらいだろうとK先生が気遣ってくれた。
保育園を異動して以来話をすることもなく、もちろん電話をすることもないので、ものすごく緊張して電話をかける。私もF先生もそんなに話す方ではないので何を話せばいいんだ・・・。
「こんばんはsugiyamaです・・・」
「こんばんはFです・・・」
緊張しながらも、家族のことおさるのことなど少しづつ話が始まった。そしてとりあえず3人で会うことになった。
その晩、F先生と電話をしたことをおさるのママに報告。そしてずっと薬指にはまっていた指輪をはずし、今度会うというのをおさるのママに話す。涙が流れる・・・。でも決めた・・・。

2000/12/2-----------
12月の最初、おさるには誰に会うのかは言わず「公園に行こう」と誘って車で出かける。そして、大好きなF先生に会うおさる。ものすごくうれしいけど緊張しているのがわかる。おさるを公園で遊ばせ二人で話す。なんか照れくさい。
そして、帰り際に「また会ってくれますか?」に「はい」と返事をもらえる。
次の日の夜電話をする。誰が出るかわからない電話なので緊張しながら電話をかける。緊張して女の人の自宅に電話なんてするのはいつ以来だろう。(笑)
そして、彼女の都合がいい時間と私の都合のいい時間が二人とも夜の10時頃がいいことがわかったのでこれからはその時間に電話することにした。
そして今度は二人で会うことに。
ただ、お母さんの介護、家事そして土曜日も時々勤務があるので二人で会う日を決めるのはなかなか難しかった。それに、二人で出かけるにはおさるをどこかに預かってもらわないといけない。K先生がHちゃんのお父さん(クラスのまとめ役)に私たちのことを話してくれ、Hちゃんのお父さんからもおさるを預かるからと何度も言っていただいていたので、おさるをHちゃんのお家にお願いしてクリスマスの頃初めて二人でドライブ。緊張するが久しぶりに出かけられるので楽しい。

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お正月に彼女が来て3人でお散歩したりご飯食べたり。
おさるはどうしてF先生がおさるの家にだけ来てくれるのか不思議なようだ。でもすごくうれしそうに一緒に遊ぶ。

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そのうち、やっと彼女が携帯電話を購入したので緊張しながら電話をかけずにすむようになる。(笑)その後は、時々ドライブや映画を見たりと二人で会う回数が増える。ただ、二人で会うには彼女の都合やおさるを預ける都合があるのでそんなにはできないので、もっぱら夜の電話が主。3人で会って遊んでもいいのだが、まずは2人の関係をもっと親密にしたかったので、おさるには申し訳ないけど出かけるときは大抵2人。

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年度が替わり、K先生が担任からはずれ寂しくなってしまった。
夕方おさるをお迎えに行くと時々遅番でK先生が園庭にいることがある。すると必ず「どうなの?」と聞かれ「ぼちぼちです」と答える。そのたびに「早く決めなさい」と言われてしまう。早くといわれても・・・。そして、「若い人みたいに燃え上がって結婚することはたぶんないわよ」ともK先生に言われた。
確かにその後特に進展はしていない。彼女はお母さんのことを負い目に感じ、私は私で負い目を感じている。このままだとずっとこのままかもしれない・・・。若い頃と比べ、自分がだいぶつきあい方に対し臆病になっているのがわかる。深入りして失敗して傷つくのがすごく怖い。だから深入りできない・・・。歳取ったものだ。(笑)
そのため、これからのことについては深くふれないつき合いが続く。
未だにおさるには彼女とつき合っているとは言っていない。もちろんつき合うという言葉の意味もわからないだろうが。それにこれから先どのようになるのかまだ見えていない段階でおさるが期待を持ってもいけないだろうから。

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数ヶ月後、いつものようにドライブの後、夜彼女のマンションまで送っていたとき、車の中で「結婚を前提に・・・」と話を切りだした。彼女も結婚のことは考えているようだが、まだ私の気持ちがよくわからないようだ。そしてお母さんのことがすごく不安な様子。
私の気持ちとはおさるのママとのこと。私がおさるのママとのことをどう考えているのかがすごく気になるようだ。それはそうだろう。
初めて会うときに指輪をはずしおさるのママとのことは区切り?をつけた。と、うまくは言えなかったが話をした。それについてはわかってくれたようだ。だが、お母さんの介護のことはまだすごく気になっているようで、それと結婚とはどうしても別に離して考えることができないようだった。しかし、結婚を前提にこれからつきあうことを考えていくとの返事はもらえた。
その後も主として電話、そして時々ドライブなどするつきあいは続いていった。しかし、二人(三人のこと)のことについては以前と同じように二人とも深くは入っていかない感じではあった・・・。

2001/11/11----------
さらに数カ月経った今年11月。
いつものように二人でドライブの帰り、彼女のマンション駐車場でプロポーズ。
「結婚しよう」
「はい」
彼女を送り届ける予定だったけど、その後ファミリーレストランで話し込む。私はおさるが小学校に入る前に籍を入れたいと言う。それについては「籍を入れるのは卒園してからがいい」と言っていた彼女もわかってくれた。
ただ、つき合っている人がいるというのをお父さんに言ってはいなかったのですごく気が重そう。子持ちと結婚したいとはなかなか言い出せないだろうな・・・。やはり父親なら自分の娘は初婚の男性と結婚して欲しいと願うだろうし・・・。

2001/11/13----------
以前私のいとこ(2つ上)にはつき合っている人がいるというのを言ったのだが、それが親父に耳にも入ってはいた。プロポーズから数日後ちょうど父から電話があったとき「結婚するから」と話をしたら「一緒になってくれる人がいたか」と喜んでくれた。

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数日後、彼女がお父さんに話をしたとの電話をもらう。特に反対はせず自分が言いと思うならいいよとのことだった。少し安心。そして、お父さんに会う日を決める。今度は私が会って話をしないといけない。気が重い・・・。
そして、お互いの相手への気持ちを話す。こんな話をするのは今までほとんどなかったかもしれない。結婚を決める以前に話す内容だ。(笑)
おさるとのことはすぐには無理かもしれないが大丈夫だろう。でも、私とのことが不安な様子。それが大事なのだが・・・。
彼女は、以前つき合っていた人に結婚しようとプロポーズされたとき、その人とずっと一緒にいるのは無理だと思い断ったが、私となら大丈夫だと思ったからプロポーズを受けたと話してくれた。しかし、恋愛感情が燃え上がって結婚というわけにはいかなかったのでそれが不安らしい。だが、お互いの相手への気持ちを話すことにより少しは不安が取れたようだ。これからが大事だ。

2001/11/28----------
お父さんにご挨拶。緊張。
その後2人で日程等を決め式場を仮予約。2002/3/9に身内だけで結婚式を行いその後会食をすることにした。引っ越しはその1週間前。
そろそろおさるにも話をしたいのだが、おさるに言うと担任の先生にも必然的に話がいってしまう。彼女は今の担任の2人と一緒にクラスを持ったこともあり、自分から言いたいというので、彼女が言うまではおさるには秘密。言いたい・・・。(笑)

2001/11/30----------
週末に再度式場に足を運び打ち合わせをする必要があるのだが、その時3人で行くことになるだろうからおさるも一緒に式の話を聞く。そのため、担任や彼女の職場には月曜日に言うことになった。
ということで、帰宅後おさるに話をした。
「パパ結婚するよ」
「ほんと!」とニコニコ
「F先生とするよ」
「えっうそ!」とさらに顔がニコニコし
「やったー!」そして
「先生や○○ちゃんに言ってもいい?」
「いいよ」
と、やはり先生やお友達に話したくてしょうがない様子。おさるの具合が悪く、またドラえもんが始まってしまったので(笑)そのお話はそこまで。
おさるが喜んでくれて良かった・・・。

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ということで、3月に再婚することになりました。どうぞこれからもよろしくお願いします。

2001/11/30 sugiyama